現代柔侠伝
11 巻
あらすじ
戦後の混乱と激動の時代を雄々しく、強く、逞しく成長した柳勘一は、昭和33年のこの年、拓殖大学の柔道部員の一員として、過激で熱く、また濃密な青春時代を送っていた。特に“本業”の柔道では、向かうところ敵なしで、講道館でも“鬼勘”とあだ名されて敬遠されてしまうほど。それでも、全日本大学柔道選手権大会をめざして、獅子奮迅の大活躍なのだが、身のまわりで続出する事件の多さは相変わらず。鉄心会の会長・稲妻聖次を不倶戴天の敵とする滝村と柳勘一との粋で無敵で強烈な男と男の関係。吹雪茜との純愛。そして、遊子との親密で微妙な大人の関係……などと、事件騒動のタネには、コト欠かない始末だ。柳勘一の動向には、公私とも、まだまだ注視が必要というトコだろう。
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非表示にするバロン吉元氏が約10年に渡って描き続けた大河漫画シリーズ「柔侠伝」の中でも最も読み応えのある作品です 劇画タッチの表紙からは硬派で硬い印象を受けるかも知れませんが、それだけじゃない、人物も演出も非常に人間臭く、柔と硬を併せ持った面白い作品です!
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