現代柔侠伝
5 巻
あらすじ
昭和31年、この年、柳勘一は、熊本の鎮西高校の一年生で、柔道部員であった。一時期、得意の絶頂にあった菊水グループ会長・滝村もGHQの謀略で逮捕され、この頃ではすでに“過去の人”となっていた。また父親の柳勘太郎は、無実が証明され、昭和26年に無罪、釈放されている。しかし、同じ年に都内の露店も全廃され、テキヤの大親分・柳勘太郎にとっては、世間の風は、想像以上に冷たいものとなっていたのだ。そして、時が移り、昭和31年、柔道に精力を注いでいた柳勘一は、長い間、音信不通だった母・朝子と再会することになる。父・柳勘太郎は、軍隊の先輩のツテで、日航の副操縦士となっていた。母との出会い以降、稽古に身の入らない勘一は、思春期の影響もあるのか、しばしば授業も練習もサボるようになる。そして、そんな時、遊子という、とてもセクシーで不思議な女と出会うことになるのだ……。
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コメント
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非表示にするバロン吉元氏が約10年に渡って描き続けた大河漫画シリーズ「柔侠伝」の中でも最も読み応えのある作品です 劇画タッチの表紙からは硬派で硬い印象を受けるかも知れませんが、それだけじゃない、人物も演出も非常に人間臭く、柔と硬を併せ持った面白い作品です!
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