五百羅漢
2 巻
あらすじ
2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。 第2巻は短編5作品を収録しました。 第1話「呪雨前線(じゅうぜんせん)」…山の中で「何者か」に追われる2人の少女、河原崎ユキ(かわらざき ゆき)と桑原乃里子(くわはら のりこ)。 全ては2人が春休みのある日、小学校からの友人、小野塚星奈(おのずか せいな)と野田秀子(のだ ひでこ)の2人と共に星奈の家の別荘に遊びに来た時から始まった。 その日、別荘に着いた皆の前で星奈は様子のおかしいそぶりをし、事件を装って皆をからかう。 騙されて笑い出す乃里子たち3人だったが、その後、4人の周りに奇妙なことが起き始める。 やがて、秀子が何者かに襲われ、星奈は姿を消した。 ユキと乃里子は再び星奈の別荘に向かうが、その山中で「何者か」が2人を襲う。 必死に逃げる2人を待ち受ける物は果たして…! 第2話「さよなら香乃ちゃん。」…萩村香乃(はぎむら かの)は優しいパパ、ママとの三人家族。 隣にいる伊藤さんのご夫婦もちょく遊んでくれる。伊藤さんご夫婦には汐音(しおね)という娘がいたが、10歳の時にひき逃げに会いこの世を去っていた。 ある日、香乃は友達の家に遊びに行く途中猫の尻尾を踏んだ拍子に電柱に頭をぶつけてしまう。 その時、彼女の頭の中に不思議なイメージが浮かんだ。友達の家に着いてすぐ、香乃は友達の母親に当然のようにその家で飼っていた犬のことを聞くが、それは香乃が知るはずも無い昔の話だった…! 第3話「ふるやのもり」…何かにつけて臆病で友達もいない、すみれ。 ある日、すみれはおばあちゃんが病気と聞いて田舎に駆けつけるが、おばあちゃんはいたって元気だった。 すみれはとりあえず、おばあちゃんの家に泊まることになるがその日に限って家には奇妙な訪問者たちが次々と訪れ…! 第4話「待宵電車」…高校受験を控えながらも塾の合宿を欠席し、夏休みを田舎で過ごした、はつみ。 新学期になり、焦りを感じたはつみは集中的に塾の補習を受けるようになる。 そんなある日、はつみは帰り道の電車で同じ塾の大学受験講座に通う憧れの先輩、中條(なかじょう)に会った。 偶然、憧れの人に会えて浮かれるはつみ。だが、彼女はやがてその電車が何かおかしい事に気付き…! 第5話「手」…夫の隆広、連れ子の玲司と暮らす主婦、桂子。 結婚して2年になる彼女はすでに夫と子供の態度に精神的な限界を迎えていた。 彼女は現実から逃げるように以前から行っていたガーデニングにのめり込んで行くが、そんなある日、桂子は異様な物が地面から生えている事に気付く。 それは、人間の「手」だった。 動揺し、妄想にとらわれて行く桂子。 そして桂子が追い込まれって行った時、この手をめぐり予期せぬ事実が明らかになって行く…! 非公認団体「小山田いくプロジェクト」が2019年2月23日から期間限定で集めた小山田いくファンのコメント第二弾も掲載!
五百羅漢 シリーズ一覧
作品詳細
- 次回更新日
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- 作者
- 小山田いく
- 出版社
- 大洋図書
- 雑誌・レーベル
- ジャンル
- 青年漫画 ミステリー・サスペンス
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