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世界中のロクでなしが次から次へと始末される。 そのトリが日本の総理、戦前世代ならではの原作者。 バックの描き込みにも圧倒されました。

憎しみがテーマ。彼女の憎しみがこのまま消えるとは思えないまま終わり。いつか続編を書くのかも。

悪はなぜ生まれるのか？作者もさぞ残念だったと偲ばれる。R.I.P.

知りもしなかった事件でした。 今で言う承認欲求のカタマリ女に巻き込まれた話。 溜息しか出ません、この作家の作品は3作目ですが、一番の力作に見えました。 詳細な取材に脱帽です。

「社畜と・・・」から毒気を抜いた話。どうしてもインパクトが弱い。 殆どは良い人＝善悪に明らかなラインを引ける人向け。

お金を時間に置き換えてみた、やや強引ですが好きです。 理論背景は一切無し、思い付きだけのここがどうしても弱い。 情に訴えるだけでは無い物が有れば。

そしてみんな幸せに暮らしました。 永遠の児童書ですか？

緻密とは真反対の背景のその美しさ、それは一コマとして見過ごせない。 表情も簡略だからこそ伝わるその気迫。 時代の制約とは言え、このような作品を創られた方に感謝いたします。 武士の立場等納得できない部分も有りますが、それも時代故なのでしょう。

犯人、無精ひげの男、共に正体端からまる判り。 被害者が理不尽な加害者になり、その遺伝子を継いだ娘への祝福、死にたくも成りますな。

アメリカの機嫌を取りながら、戦後の日本を食い物にしてきた連中です。 事実はそいつらの孫、ひ孫が未だに全方向にへらへらしながら、国内では踏ん反り返っています。敗戦時9歳だった作者の思いが伝わる力作でした。

復讐物が面白いのは分かり切ってはいても、やはり面白い。 暗いカタルシスが心地よい作品でした。