ろこモーション
3 巻
あらすじ
六根広子、通称「ろこ」。笹五位小学校6年1組、学校新聞「ささごい新聞」の記者だ。 同じ6年1組「クリ坊」こと甘栗敏、白井珠音「ジュネ」、井田飛男「タカ」と一緒にささごい新聞6年生取材班を務めている。 月日は流れ、ろこたちもついに最上級生の6年生…なのだがクリ坊のイタズラはいまだに直らず、連日クラスメイトたちをかき回している。 そんなクリ坊にろこたちはついに、イタズラを止めなければ絶交するとの最後通告を突き付け、さすがのクリ坊も観念して、イタズラはなりを潜めたのであった。 そんな卒業も近付いたある日、笹五位小学校では6年生向けのお楽しみ会を催すのだが、手違いで必要な機材が届かなくなってしまう。 会を楽しみにする児童たちを前に困惑する先生一同。 その時、ろこが止めるのも聞かずクリ坊が動き出した。 それは、絶交をも覚悟した、けれどもとてもとても心優しいクリ坊の最後のイタズラだった…! その他、紙飛行機勝負で耕助がクリ坊の野望を砕く?!「編集長はだれ?」、本当に人の心をひく写真って?「決定的瞬間」、ささごい新聞六根班最後の大仕事!「最後の取材」など。 学校新聞の記者4人組が編集委員としての活動を通じ、走り、泣き、笑い、様々な出来事と出会う『こどもの光(現・ちゃぐりん)』(家の光協会)に掲載された小山田いくの学園ストーリー! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『ろこたちが笹五位小学校を卒業していきます。この物語の三年間、ろこはジュネやタカやクリ坊をいつも元気に引っぱってきました。英語の【ロコモーション】というのは、運動力…動きまわる力という意味です。だから、ろこはいつもみんなを引っぱって動きまわっているのです。たぶんこれからもずっとずっと…。』
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